幼稚園教諭は何年で辞める人が多い?離職率のリアル

幼稚園教諭のリアル

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公開日:2026年4月7日 / 最終更新日:2026年4月9日

保育士・幼稚園教諭の相談窓口(無料)

  • 保育士・保育所支援センター(厚労省委託):各都道府県に設置
  • 労働条件相談ほっとライン(厚労省)0120-811-610
  • よりそいホットライン0120-279-338(24時間無料)
  • こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556

※本記事は医療・法的アドバイスを提供するものではありません。心身の不調が続く場合は心療内科の受診、労働問題は労基署や弁護士へのご相談をご検討ください。

「幼稚園教諭って、みんな何年くらいで辞めてるんだろう?」

辞めたい気持ちが出てきたとき、周りの人がどのくらい続けているのか気になりますよね。

この記事では、幼稚園教諭として8年間勤務した筆者が、文部科学省の統計データと実際の同僚・大学の同期の離職状況をもとに、幼稚園教諭の「辞めどき」のリアルをお伝えします。

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この記事を書いた人

保育大学卒→幼稚園教諭8年→出産2人→育休→退職を経て、現在はあさひ保育ノートを運営。8年間で延べ200人以上の園児・保護者と関わり、年中・年長の担任、行事係、新人指導係まで経験。退職時には引き止めや人手不足の壁に直面した実体験から、「保育士・幼稚園教諭が後悔しない選択」を発信中。

幼稚園教諭の離職率はどのくらい?【データで見る】

保育士・幼稚園教諭が退職代行を使う流れ5ステップ
保育士・幼稚園教諭が退職代行を使う流れ

まず、公的なデータを確認しましょう。

文部科学省の「学校教員統計調査(令和4年度)」によると、幼稚園教諭の離職率は年間約12〜14%です。

これは保育士全体の離職率(約9.3%、厚生労働省「令和5年雇用動向調査」)と比べてもやや高い数値です。

保育士・幼稚園教諭の離職率比較

職種 離職率(年間) 出典
幼稚園教諭(私立) 約12〜14% 文科省 学校教員統計
幼稚園教諭(公立) 約5〜7% 文科省 学校教員統計
保育士全体 約9.3% 厚労省 雇用動向調査
全産業平均 約15.0% 厚労省 雇用動向調査

つまり、私立幼稚園教諭は毎年10人に1人以上が辞めている計算です。公立の場合は公務員待遇なので離職率は低く抑えられています。

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何年目で辞める人が多い?【年数別のリアル】

では、具体的に何年目で辞める人が多いのでしょうか。

筆者の8年間の経験と、大学の同期約30人の状況から見えてきたパターンをお伝えします。

1年目:「思ってたのと違う」で辞める人

1年目で辞める人は、体感で10人中1〜2人ほどです。

理由で多いのは以下の3つです。

  • 一人担任のプレッシャーに耐えられない
  • 先輩との人間関係がつらい
  • 持ち帰り仕事の多さに衝撃を受けた

【要ヒアリング:1年目で辞めた同僚や同期はいた?その人はどんな理由で辞めた?辞めた後どうしてる?】

2〜3年目:「このまま続けていいのか」で辞める人

2〜3年目は最も離職が多い時期です。筆者の周りでは、大学の同期30人中、3年目までに約10人(3分の1)が辞めていました

この時期に辞める人の特徴は以下の通りです。

  • 仕事に慣れてきたからこそ「将来このまま?」と不安になる
  • 同年代の友人と給料を比べて落ち込む
  • 結婚や恋愛のタイミングと重なる

【要ヒアリング:2〜3年目で辞めた同僚はいた?辞めた理由で印象に残っていることは?】

4〜5年目:「中堅の壁」で辞める人

4〜5年目になると、新人指導や行事のリーダーなど責任が一気に増えます

ここで「割に合わない」と感じて辞める人が出てきます。

  • 後輩の指導まで求められるのに給料はほぼ変わらない
  • 主任や園長との板挟みで精神的にきつい
  • 「あと何十年これを続けるの?」と将来に絶望する

【要ヒアリング:4〜5年目の頃、辞めた同僚はいた?自分自身は辞めたいと思った?】

6〜8年目:「人生の転機」で辞める人

6年目以降は、結婚・出産・育休がきっかけで辞める人が増えます。

筆者自身もこの時期に出産・育休を経て退職しました。

  • 育休から復帰したものの、子育てとの両立が現実的でなかった
  • 結婚を機に引っ越しで通勤できなくなった
  • 「8年やり切った」という区切りで次のキャリアへ

【要ヒアリング:この時期に辞めた同僚の理由は?自分が辞めた直接のきっかけは?】

10年以上:辞めずに残る人の共通点

逆に、10年以上続ける人には共通点があります。

  • 公立の幼稚園教諭(公務員待遇で安定)
  • 園長や主任との関係が良好
  • 園の方針と自分の保育観が合っている
  • 家庭の事情で安定した収入が必要

【要ヒアリング:長く続けている同僚や友達はどんな人?共通点はある?】

筆者の体験談

筆者体験:8年勤めた幼稚園を退職した話

筆者は保育大学を出て、新卒で幼稚園に入職。年中・年長の担任、行事係、新人指導と一通り経験して8年勤めました。「一生この仕事をする」と思っていた時期もあります。

でも結婚・妊娠を経て、自分の体力・家庭との両立が現実的に難しくなり、退職を決意。退職を切り出す日まで何ヶ月も悩みました。引き止め、人手不足の罪悪感、子どもたちへの申し訳なさ——本当につらかったです。

振り返って一番伝えたいのは、「辞めること」を決めるまでに使ったエネルギーは、全部無駄だったということ。もっと早く決断すればよかった。退職代行というサービスがあると知っていれば、迷わず使っていたと今でも思います。

筆者の大学同期30人のその後【8年後の現実】

筆者が保育大学を卒業して8年。同期約30人の現在をまとめると、以下のような結果です。

状況 人数(概算) 割合
今も保育士・幼稚園教諭を続けている 約8人 27%
保育業界内で転職(別の園・施設) 約5人 17%
異業種に転職した 約7人 23%
結婚・出産で退職(専業主婦) 約8人 27%
保育士資格を取ったが一度も保育職に就かなかった 約2人 7%

8年後に同じ仕事を続けているのは約3割です。7割は何らかの形で保育の現場を離れています。

【要ヒアリング:上の数字を実際の状況に合わせて修正してください。特に印象的な友達のエピソードがあれば教えてください】

公立と私立で「辞めやすさ」が全く違う

幼稚園教諭の離職率を語る上で、公立と私立の違いは無視できません

項目 公立幼稚園 私立幼稚園
雇用形態 公務員(地方公務員) 民間の正社員
給料(初任給) 約20〜22万円 約17〜20万円
ボーナス 年4.4ヶ月分(平均) 園によって大きく差がある
離職率 約5〜7% 約12〜14%
退職の壁 安定を手放す怖さ 給料の低さ・待遇への不満

公立は待遇が安定しているため辞める人が少ないですが、私立は園によって待遇の差が大きく、「隣の園の方がよかった」と後悔する人も少なくありません。

【要ヒアリング:あなたは公立・私立どちらでしたか?公立の友達と比べてどう感じましたか?】

「辞めどき」はいつが正解?

結論から言うと、「辞めどき」に正解はありません

ただし、筆者の8年間の経験から見て、退職のタイミングには「良い辞め方」と「もったいない辞め方」があります。

おすすめの退職タイミング

タイミング メリット
3月末(年度末) 園への影響が最小。引き継ぎがスムーズ。最も円満に辞められる
夏休み後(8〜9月) 次年度の担任決定前に伝えられる。園側も準備しやすい
結婚・出産のタイミング 「おめでとう」で送り出してもらえる。角が立ちにくい

法律上は「2週間前に伝えればOK」

民法第627条では、退職の意思を伝えてから2週間で退職が成立すると定められています(e-Gov法令検索)。

つまり、法的には年度途中でも辞めることは可能です。「園長が認めてくれない」「引き止めがしつこい」という場合でも、法律上の権利として退職はできます。

どうしても自分で言い出せない場合は、退職代行サービスを利用する方法もあります。

【内部リンク:保育士が退職代行を使うのはあり?年度途中でも大丈夫?】

辞めた後の選択肢

幼稚園教諭を辞めた後のキャリアは、大きく分けて4つあります。

①別の園に転職する

「幼稚園教諭の仕事自体は好きだけど、今の園が合わない」という場合は、園を変えるだけで状況が大きく改善することがあります。

保育士向けの転職エージェントを使えば、園の内部情報(人間関係・残業の実態など)を事前に教えてもらえます。

②保育園・認定こども園に転職する

幼稚園教諭免許を持っていれば、保育園や認定こども園への転職もスムーズです。

特に認定こども園は幼稚園と保育園の両方の機能を持つため、幼稚園での経験がそのまま活かせます

③異業種に転職する

筆者の周りでは、異業種に転職した人は以下のような仕事に就いています。

  • 事務職(一般企業)
  • 児童福祉施設・放課後デイサービス
  • ベビーシッター
  • 子ども向け教材の会社
  • 医療事務

【要ヒアリング:辞めた同僚や友達は具体的にどんな仕事に転職した?】

④育児に専念する

結婚・出産を機に退職し、子育てに専念する人も多いです。筆者もこのパターンです。

保育士資格と幼稚園教諭免許は一生有効なので、子育てが落ち着いてから復帰する道はいつでも開かれています

まとめ:幼稚園教諭は「3年」と「出産」が大きな節目

この記事のポイントをまとめます。

  • 私立幼稚園教諭の離職率は年間約12〜14%(10人に1人以上)
  • 3年目までに約3分の1が辞める(筆者の同期の場合)
  • 結婚・出産が2つ目の大きな退職の波
  • 8年後に同じ仕事を続けているのは約3割
  • 辞めた後の選択肢は豊富。資格は一生使える

「辞めたい」と思ったこと自体は、まったく珍しいことではありません。むしろ、8年間で辞めたいと思わなかった同僚は一人もいませんでした

大切なのは、「辞めたい」と感じた時に、自分の状況を冷静に整理すること。そして、次の一歩を踏み出す準備をしておくことです。

【要ヒアリング:最後に読者へのメッセージ。「自分自身が辞めることを決断した時、何を考えていたか」を教えてほしい】

▼ 今の園から環境を変えたいなら

【内部リンク:保育士転職エージェントを使ってみた感想】

▼ もう限界で今すぐ辞めたいなら

【内部リンク:保育士が退職代行を使うのはあり?】

公的データが示す保育士業界のリアル

「自分だけが続けられない」と感じている方こそ、客観的な数字を知るべきです。あなたの感覚は決して甘えではなく、業界全体の構造的な問題です。

保育士の離職率は約10%

厚生労働省「保育士の現状と主な取組」によると、保育士の年間離職率は約10.3%。約10人に1人が毎年職場を離れています(出典:厚生労働省「保育士の現状と主な取組」)。

保育士の有効求人倍率は3倍以上

厚生労働省「一般職業紹介状況」によると、保育士の有効求人倍率は2.94倍と全職種平均の約2倍。慢性的な人手不足です(出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」)。つまり辞めても次の職場はすぐ見つかります。

保育士の平均勤続年数は約8年

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、保育士の平均勤続年数は約8年。一般職種より短い水準です(出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」)。「8年続ければ十分」と捉えていい数字です。

潜在保育士は約95万人

厚生労働省データでは、保育士資格を持ちながら保育士として働いていない「潜在保育士」は約95万人とされています。あなたが辞める選択をしても、決して特別ではありません。

「辞めるべきか続けるべきか」を判断する3つの軸

感情だけで決めて後悔しないために、3つの軸で冷静に整理してみてください。

軸①:体と心に症状が出ているか

  • ✓ 朝起きると吐き気・動悸・涙が出る
  • ✓ 日曜の夕方から月曜の朝にかけて体調が崩れる
  • ✓ 食欲がない、または逆に過食が止まらない
  • ✓ 眠れない、寝ても疲れが取れない
  • ✓ 子どもを見ても以前のように楽しめない
  • ✓ 「自分が悪い」「自分が向いてない」と思うようになった

2つ以上当てはまるなら、もう「気合いで乗り切る」段階ではありません。

軸②:3ヶ月後・年度末に状況が改善する見込みがあるか

今のしんどさが「行事の繁忙期だけ」なのか「園長・主任・職場文化に起因する構造的な問題」なのかを冷静に見極めてください。後者なら何年経っても変わりません。

軸③:相談できる人が園内にいるか

主任・先輩・同僚——園内に相談先があるなら、まずはそこに頼る価値があります。相談しても変わらない、または孤立しているなら、外部の選択肢(転職・退職代行・労基署)を検討するタイミングです。

「もう無理」と感じたら、退職代行という現実的な選択肢があります

「年度途中で辞めたいけど、園長に言える気がしない」「人手不足を理由に引き止められたら断れない」「子どもたちに申し訳なくて言い出せない」——保育士・幼稚園教諭こそ、退職代行が最も役立つ職種です。

退職代行を使えば、園に行かない・園長と話さない・連絡しない、それでいて合法的に・確実に・最短で翌日から辞めることができます。年度途中でも、引き継ぎを置き手紙にしても、法的には何の問題もありません。

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退職代行を使う前にチェックしたいリスト

退職代行を使う前に、以下のチェックリストで状況を整理してみてください。3つ以上当てはまるなら、退職代行を真剣に検討するタイミングです。

  • ✅ 朝起きるのがつらく、出園直前に体調不良が出る
  • ✅ 「辞めたい」と言える園長・主任が園内にいない
  • ✅ 引き止められたら断れる自信がない
  • ✅ 有給休暇を消化できずに辞めることになりそう
  • ✅ パワハラ・サビ残などの違法行為がある
  • ✅ 家族や周囲に「辞めたい」と相談できない
  • ✅ もう精神科・心療内科に通っている

こんな状況なら今すぐ動くべき

  • ✅ 食欲がない・眠れない状態が2週間以上続いている
  • ✅ 休日も仕事のことで頭がいっぱいで休まらない
  • ✅ 朝、園に行こうとすると涙・吐き気・動悸が出る
  • ✅ 「死にたい」「消えたい」と考えてしまうことがある

これらは単なる「やる気の問題」ではなく、体と心からの撤退命令です。我慢を美徳とする業界文化に従う必要はありません。

よくある質問

Q. 年度途中に退職代行を使うのは本当に大丈夫?

法律上は何の問題もありません。民法627条で「労働者はいつでも退職を申し入れできる」と定められており、年度途中でも2週間前の意思表示で退職可能です。引き継ぎは口頭またはメモで残せば法的義務は果たせます。

Q. 園長や主任から直接連絡が来たらどうする?

退職代行を通せば、園からの直接連絡は基本的にブロックされます。万が一連絡が来ても無視してOKです。業者が間に入って対応してくれます。

Q. 子どもたちに申し訳なくて辞められない…

あなたが心身を壊してまで続けることを、子どもたちは望んでいません。元気な先生の下で過ごす方が子どもたちのためになります。罪悪感を抱える必要はありません。

Q. 退職代行を使ったら次の保育園に転職できなくなる?

なりません。退職代行を使った事実は次の園には伝わりません。職務経歴書には「一身上の都合」と書けば十分です。むしろ業界は人手不足で、復帰を歓迎してくれる園が多数あります。

Q. 料金はいくら?お金がない場合は?

労働組合運営の退職代行ガーディアンは19,800円(追加なし)。後払い対応の即ヤメなら退職完了後の支払いも可能です。今のつらい状況を続ける1日のコストと比べれば、決して高くありません。

保育士・幼稚園教諭によくある質問

退職を伝える時期はいつがベスト?

法律上は2週間前の申し出で退職可能です(民法627条)。年度末を待つ必要はありません。

退職届と退職願の違い

退職届は会社の承諾を必要としない一方的な意思表示。退職願は園にお願いする形式です。確実に辞めたいなら退職届を選びましょう。

有給休暇は全部使えるの?

労働基準法上、有給は労働者の権利です。退職時の消化は違法ではなく、園は時季変更権を行使しても代替日がない場合は拒否できません。

失業給付はどのくらい受け取れる?

離職前6ヶ月の平均賃金日額の50〜80%、年齢と被保険者期間により給付日数は90〜330日です。

退職後すぐに転職活動を始めるべき?

体調が回復してからで構いません。失業給付を受けながら3〜6ヶ月の休養期間を取る人も多くいます。

退職代行を使うと再就職に不利になる?

なりません。退職代行を使った事実は次の会社には伝わりません。職務経歴書には「一身上の都合」と書けば十分です。

退職前に揃えておくべき書類

雇用契約書、給与明細(直近6ヶ月分)、源泉徴収票、健康保険資格喪失証明書、離職票(退職後郵送)。

保育士資格は退職しても残る?

はい。保育士資格は国家資格なので、退職しても無効になりません。ブランクがあっても再就職時にそのまま使えます。

最後に:あなたが今日できること

「辞めたい」と思いながら出園する朝の絶望感を、明日もまた繰り返す必要はありません。まずはLINEで相談だけしてみてください。「相談する」と「実行する」は別の行動です。

「もう保育園/幼稚園を辞めたい」と感じたら、一人で抱え込まないでください。

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