通信制高校の個別相談で何を聞く?そのまま使える15問と回答の残し方

通信制高校の個別相談で確認する15の質問と回答の残し方 通信制高校への転入

通信制高校の個別相談では、この記事の15問を2〜3校へ同じ順番で聞きます。「通えます」「卒業を目指せます」という回答だけで終わらせず、対象キャンパス・コース、日付、日数、金額、判定条件まで記録すると比較できます。

相談前には、本人の学年・在籍状態・修得済み単位・希望する卒業時期・通える条件を整理してください。この記事の個別相談15問質問票は、候補校1校につき1枚使います。個別相談は家庭が学校へ質問する場であり、学校が志願者を確認する入学者選考の面接とは分けて考えます。

通信制高校の個別相談で使う15問は5分野に分ける

質問分野 番号 相談後に分かること
学校・入学区分 1〜3 卒業を認定して卒業証書を発行する高校、通う施設、自分の出願区分と期限
単位・卒業時期 4〜6 認定見込み、残る条件、卒業予定年月
登校・学習 7〜10 必須の会場・日程、レポート、試験、欠席時の対応
学習・生活支援 11〜12 遅れたときの連絡、本人が必要とする支援の担当者
費用・進路 13〜15 総費用、支援制度の反映方法、利用できる進路支援

一般説明ではなく、本人が希望する年度・入学月・キャンパス・コースへの回答をもらいます。

相談前に本人の現在地を5項目で伝えられるようにする

  • 現在の学年と、在籍中・退学済み・中学校卒業見込みなどの状態
  • 転校や進学を考え始めた理由と、現在困っていること
  • 学校発行資料で確認できる修得済み単位と履修中の科目
  • 希望する入学月・卒業年月と、その時期を希望する理由
  • 通える曜日・時間・地域と、宿泊や長距離移動の可否

通知表や家庭のメモだけで正式な単位認定は決まりません。最初は分かる範囲を伝え、正式判定に必要な学校発行書類と回答予定日を確認します。在籍中なら、退学届の前に候補校の入学日と現在校の在籍終了日をつなげます。

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質問1〜3|学校・施設・入学区分を確認する

  1. 正式に在籍し、卒業を認定して卒業証書を発行する高校の正式名称を教えてください。実際に通う施設は、本校・面接指導等実施施設・学習等支援施設・別契約の支援施設のどれですか。
  2. 私の住所・現在の在籍状態は募集区域と出願資格を満たしますか。新入学・転入学・編入学のどれに当たり、次に入学できる日はいつですか。
  3. 希望する入学月の相談期限・出願期限と、必要書類・手続きを日付で教えてください。

「キャンパス」という名称だけでは施設の役割は分かりません。高校名、施設の正式区分、キャンパス・コース名を分けて記録します。個別相談、出願、入学者選考、合格通知も別段階です。

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質問4〜6|単位・在籍期間・卒業予定年月を確認する

  1. 前の学校で修得済みの単位は、どの学校発行書類を使い、受入校の誰が、いつ正式認定しますか。履修中・未修得の科目はどう扱いますか。
  2. 認定見込みを前提に、残る科目・単位・在籍期間・特別活動は何ですか。
  3. 希望する年月に卒業するには何をいつまでに終える必要があり、難しい場合の次の卒業月はいつですか。

「単位は引き継げます」「3年間で卒業できます」だけでは、本人の卒業予定は決まりません。通信制課程の修業年限は3年以上で、卒業には74単位以上に加え、必履修科目等を含む学校の教育課程、特別活動30単位時間以上、学校の卒業認定を満たす必要があります。正式認定前なら見込みであることを明記し、必要書類、学習期限、単位認定時期、学校の卒業認定月を一続きで聞いてください。

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質問7〜10|スクーリング・レポート・試験を確認する

  1. 私の履修予定科目では、卒業予定月までに必要なスクーリングは、どの会場で何単位時間・何日ありますか。本校での集中日程や宿泊はありますか。
  2. 欠席した場合の振替・追加日程は、どこでいつ受けられますか。
  3. レポートの本数・提出期限・提出方法と、分からないときの質問方法を教えてください。
  4. 単位認定試験の会場・時期・受験条件と、単位認定の基準を教えてください。欠席・不合格時に利用できる振替、追試・再試験はありますか。利用できない場合は再履修になりますか。

任意の通学コースの日数と、単位修得に必要な面接指導の単位時間数・実施日程を混ぜないようにします。「年数日」と聞いたら、その数字に本校での集中日程、試験、特別活動、行事が含まれるかを再質問します。振替があっても会場や追加費用が変わる場合があるため、本人が実際に利用できる条件まで確認します。

質問11〜12|学習の遅れと必要な支援を確認する

  1. レポート提出や登校が遅れたとき、誰が、いつ、どの方法で本人・保護者へ連絡しますか。
  2. 本人が必要とする学習・生活面の支援は、希望キャンパスで誰がどこまで対応しますか。事前相談・提出書類・追加費用はありますか。

「個別サポートあり」ではなく、担当者、利用可能な曜日、予約の要否、オンライン対応、追加料金を聞きます。配慮の可否は困りごとの名称だけで判断せず、難しい場面、希望する対応、学校側が提示する代替案を具体的にすり合わせます。

質問13〜15|総費用・支援制度・進路支援を確認する

  1. 現在の単位認定見込み・履修計画・卒業予定月を前提に、初年度と卒業までの総費用を、必須費用・選択費用・交通宿泊費に分けて教えてください。休学・退学・コース変更時の返金条件も教えてください。
  2. 2026年度の就学支援金等について、私の受給資格、対象となる授業料・履修単位、残る支給期間、申請期限、請求・相殺・還付の時期、一時負担額を教えてください。
  3. 希望キャンパスで利用できる進路支援は、誰が、いつから、どの頻度で行いますか。

総費用は、授業料、入学金、施設、教材・端末、コース、スクーリング、試験・行事、交通宿泊に分けます。2026年度から就学支援金の所得制限は撤廃されましたが、全費用が無条件で無料になる制度ではありません。受給資格の確認と申請、支給期間・金額の上限があり、対象は授業料です。進路実績は学校・学園・コース・キャンパスのどの集計か、人数・割合、年度を確認します。

学校の回答は日付・数値・固有名詞で残す

回答 そのままにしない再質問 記録する形
卒業を目指せます 何月卒業を、どの条件で目指せますか 卒業予定年月、未確定条件、判定日
スクーリングは少ないです 必須分はどの会場で何日・何時間ですか 会場名、日程、宿泊、振替
サポートします 誰が、何曜日に、どの方法で対応しますか 担当部署、利用条件、追加料金
支援金を使えます 今回の見積りではいつ、どう反映しますか 申請前提、請求額、反映時期

相談日、担当部署、対象年度・キャンパス・コース、根拠資料も残します。不明な項目は「未確認」とし、回答者と回答予定日を決めます。来校時は教室・自習場所・相談場所も確認してください。

個別相談15問質問票|候補校1校につき1枚

No. 確認項目 学校回答
1 卒業認定・卒業証書を出す高校/通う施設の正式区分  
2 募集区域・出願資格/新入・転入・編入/次の入学日  
3 相談・出願期限/必要書類・手続き  
4 修得済み単位の正式認定/履修中・未修得の扱い  
5 残る科目・単位・在籍期間・特別活動  
6 卒業予定年月・学習期限・次の卒業月  
7 必須会場・単位時間・実施日数・本校日程・宿泊  
8 欠席時の振替・追加日程  
9 レポート本数・期限・質問方法  
10 単位認定条件/振替・追試・再試験・再履修  
11 遅れたときの連絡担当・時期・方法  
12 本人に必要な支援・担当者・利用条件  
13 履修計画に基づく総費用/返金・変更条件  
14 2026支援制度の受給資格・対象単位・残存期間・申請・反映  
15 希望キャンパスで使える進路支援  

表の上に相談日、学校名、キャンパス、コース、入学希望月、担当部署、資料年度を記入します。2〜3校の回答がそろってから、本人が続けられる条件を比べてください。

まとめ:同じ15問で「本人の場合」の答えを比べる

本人の条件への具体的な回答が重要です。15問を1校1枚用意し、日付・日数・金額・会場・担当者・未確定条件を記録します。即決せず、2〜3校へ同じ質問をして比べてください。


制度情報の確認日:2026年9月2日。入学区分、単位認定、卒業時期、スクーリング、支援、費用、就学支援金の反映方法、進路支援は、学校・年度・キャンパス・コース・本人の状況によって異なります。最新の学校公式案内と個別回答を確認してください。

参考資料

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